S&P500とオルカン、どっちにする?|違いを比べて、私がS&P500を選んだ正直な理由

新NISAのつみたて投資枠で何を買うか。多くの人が最後まで迷うのが「S&P500か、オルカン(全世界株式)か」だと思います。

私は今、つみたて枠でeMAXIS Slim S&P500を月10万円積み立てています(2026年6月時点)。でも正直に言うと、オルカンに切り替えてもいいと思っているくらい、強いこだわりはありません。

この記事では、二つの違いを正直に比べたうえで、なぜ私がS&P500を選んだのか、そしてどんな人にはオルカンが向くのかを、等身大で書いてみます。

この記事の結論

  • S&P500=米国の代表500社、オルカン=全世界47か国・約3,000銘柄。ただし、オルカンの約6割は米国株なので、中身は思うほど離れていない(2026年6月時点)
  • 手数料(信託報酬)は、実はオルカンの方が少し安い。ただし差はごくわずか
  • 私はつみたて枠でS&P500。理由は「アメリカ株が強いと思うから」と「アメリカ旅行が好きで親近感があるから」くらいで、強いこだわりはない
  • 手数料を1円でも抑えたい・米国一辺倒が不安・新興国の成長も取りたい人は、オルカンの方が心穏やかに続けられる
  • どちらを選んでも大きくは外れない。大事なのは、自分が心穏やかに長く続けられる方を選ぶこと
目次

そもそも、何が違うのか

ざっくり言うと、投資する範囲が違います。

  • S&P500:米国の主要な500社にまとめて投資する。米国株式市場の時価総額の約8割をカバーします。
  • オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式):日本を含む全世界47か国・約3,000銘柄に投資する。「世界全体を1本で」というイメージです。

一言でいえば、「米国に集中」か「世界に分散」か。表にするとこうなります。

項目S&P500オルカン
投資先米国の主要500社全世界47か国・約3,000銘柄
米国の比率100%約62%
信託報酬(年)0.08140%0.05775%
性格米国に集中世界に分散
信託報酬・比率は2026年6月時点。いずれも変動します。

でも実は、中身はそんなに離れていない

ここが大事なところです。オルカンは「全世界」と名前についていますが、実際は約6割が米国株です(2026年6月時点)。残りの約4割が、日本・欧州・新興国などに分散されている、という構成です。

つまり「オルカン vs S&P500」は、ゼロから違う二択というより、「米国100%」か「米国6割+世界4割」かの違い、と捉えるほうが実態に近いです。身構えるほど別物ではありません。

手数料は? 実はオルカンの方が少し安い

意外に思うかもしれませんが、信託報酬(持っている間ずっとかかるコスト)は、今はオルカンの方が少し低いです。オルカンが0.05775%、S&P500が0.08140%(2026年6月時点)。「米国だけのS&P500の方が安いだろう」と思っていた人は、逆だったわけです。

ただ、どちらも年0.1%を切る業界最低水準で、差は100万円あたり年に数百円ほど。正直、ここで悩む必要はほとんどありません。

リターンは? 直近は「出来すぎ」と思っておく

ここ数年、S&P500もオルカンも素晴らしい成績でした。ただ、冷静な指摘もあります。

新NISAが始まった2024年以降のリターンは年率20%を超える高水準でしたが(2026年2月末時点)、これは相場の回復・AIブーム・円安が重なった、いわば「出来すぎ」の結果です。年金を運用するGPIFは、最も楽観的なシナリオでも外国株式の期待リターンを年8.1%に置いています。

つまり、過去数年のペースが当たり前に続くと思わない方がいい。これはS&P500でもオルカンでも同じです。この感覚は、私が資産配分取り崩しを考えるときの土台にもなっています。

私がS&P500を選んだ、正直な理由

正直に書きます。強いこだわりはありませんでした。

決め手を強いて挙げるなら、2つです。

ひとつは、「オルカンも6割は米国なら、いっそ米国に寄せてもいいか」と思ったこと。アメリカ株がやっぱり強いのでは、という素朴な感覚です。

もうひとつは、完全に個人的な話で、アメリカへの親近感です。これまでハワイ、ロサンゼルス、ニューヨーク、グアム、オーランドと、アメリカにはよく旅行に行ってきました。なんとなく、自分が見てきた国にお金を置く方が、しっくりくる気がしたのです。

投資の理屈としては、大した理由ではありません。でも、長く続けるうえでは「自分が納得して持てるか」も大事だと思っています。

それでも私は「オルカンでもよかった」と思っている

これも正直に書きます。私は、オルカンに切り替えてもいいと思っています。

というのも、両者の差は、感覚として「85点が87点になるかどうか」くらい。しかも、その時々でS&P500の方が成績が良いこともあれば、逆のこともある。あまり大きな差を感じないんです。

だから今は、わざわざ乗り換える手間まで考えて、S&P500をそのまま続けている、というのが本当のところです。

私がS&P500を選んだ詳しい経緯と、つみたての実績はこちらの記事にまとめています。

オルカンが向いているのは、こんな人

逆に、次のような人は、オルカンを選んだ方が心穏やかに続けられると思います。

  • 手数料は1円でも安いほうがいい
  • これから先、アメリカ株が弱くなる場面も心配
  • インドなど新興国の成長も、取りこぼしたくない

「世界全体に分散しておけば、どこが伸びても取りこぼさない」という安心感は、オルカンならではです。続けやすさ、つまり心穏やかでいられるかは、リターン以上に大事だったりします。

結論|どっちでも大丈夫。心穏やかな方を

身もふたもない結論ですが、S&P500とオルカン、どちらを選んでも大きくは外れません。中身は6割重なっていて、手数料も誤差の範囲。将来どちらが勝つかは、正直、誰にもわかりません。

だからこそ、選ぶ基準は「自分が心穏やかに、長く続けられるか」でいいと思います。米国に賭けたいならS&P500、世界に広く分散して安心したいならオルカン。私はたまたま前者だっただけです。

一番もったいないのは、迷ってなかなか始められないこと。どちらが良いかではなく、どちらでもいいから早く始めて淡々と続けることの方が何百倍も重要です。それが、私がたどり着いた答えです。

よくある質問(FAQ)

Q. S&P500とオルカン、両方持つのはありですか?
A. ありです。ただ、オルカンの約6割は米国なので、両方持つと米国の比率がさらに高まります。その重複を理解したうえでなら問題ありません。

Q. 途中でS&P500からオルカンに変えられますか?
A. 積立の設定を来月分からオルカンに変えるのは、いつでも自由にできます。ただし、すでに積み立てたS&P500を「オルカンに切り替える」には、いったん売ってオルカンを買い直す必要があります(同じ商品をそのまま別の商品に横滑りさせる仕組みはありません)。NISA内なので売却に税金はかかりませんが、買い直しにはその年の投資枠を使います。多くの人は、これまでのS&P500はそのまま持ち続け、新しく買う分だけオルカンに変えています。私が乗り換えていないのも、差が小さいわりに手間がかかるからです。

Q. 結局、どっちが儲かりますか?
A. 誰にもわかりません。過去も、その時々で結果は入れ替わってきました。でも、リターンの差は小さいので、リターンで選ぶより「続けやすさ」で選ぶのが精神的にも良いのでオススメです。

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本記事は私個人の考えと、2026年6月時点で調べた情報をもとにした記録であり、特定の銘柄の購入を勧めるものではありません。投資・資産形成に関する内容については、免責事項もあわせてご覧ください。

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この記事を書いた人

旅金のアバター 旅金 40代会社員 / HGVオーナー / 新NISA実践中

40代会社員。ITバックグラウンドを持ちながら、マイル・クレジットカード・資産形成・旅行を軸に「お金と時間を賢く使う生き方」を実践中。HGVタイムシェア(ハワイ物件)オーナー。マネックス証券の新NISAを中心に、楽天証券も併用しながら、50歳でのセミリタイアを目標に資産を積み上げている。このブログでは、実際の数字と体験をもとにしたリアルな情報を発信していきます。

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