マリオットアメックスプレミアムの無料宿泊特典を、私は2023年から4年連続で使ってきました。行き先はGenji Kyoto、リッツ・カールトン福岡、リッツ・カールトン大阪、セントレジス大阪です。この記事では、4回の実例から「特典をどこに使うか」の選び方をまとめます。
この記事の結論
- 無料宿泊特典を4年連続で使い、Genji Kyoto→リッツ・カールトン福岡→リッツ・カールトン大阪→セントレジス大阪に泊まりました
- 2023〜2025年は額面50,000ポイントに手持ちポイントを追加。2026年は額面75,000ポイントの特典で、71,000ポイント必要だったセントレジス大阪に追加なしで泊まりました
- 選び方の基本は「通常料金が高い日・ホテルに当てる」。旅程や静けさに加え、会員特典で楽しめる朝食も選ぶ理由になりました
はじめに:写真と料金の記録について
この記事で紹介する4軒のうち、Genji Kyotoとリッツ・カールトン大阪の客室写真はありません。当時はブログにする予定がなく、撮っていなかったためです。数字と記憶を頼りに、正直に書きます。
リッツ・カールトン福岡とセントレジス大阪は、写真付きの宿泊記があります。リッツ・カールトン福岡の宿泊記とセントレジス大阪の宿泊記にまとめました。部屋や滞在の様子はそちらをご覧ください。
無料宿泊特典の基本(2026年7月時点)
マリオットアメックスプレミアムは、年間400万円以上の決済とカード継続で、1泊分の無料宿泊特典がもらえます(2025年8月改定後の条件)。特典には額面ポイント数があり、その範囲内のホテル・日程に使える仕組みです。
改定後の額面は最大75,000ポイント。手持ちポイントを最大25,000ポイントまで追加でき、合計100,000ポイントまでのホテルに手が届きます。追加上限の25,000ポイントへの拡大は2026年3月13日からで、それ以前は15,000ポイントでした。
2023〜2025年の3回は、いずれも改定前の「額面50,000ポイント+追加上限15,000ポイント」の時代です。2026年分は額面75,000ポイントの特典を、9月のセントレジス大阪で使いました。改定をまたぐ既存会員には移行特別期間があるため、自分の特典の額面はMarriott Bonvoyのアカウントで確認するのが確実です。私も確認したところ、2026年分の額面は75,000ポイントでした。
カード自体の年会費と損益の考え方は、年会費の損益計算の記事にまとめています。
1軒目:Genji Kyoto(2023年9月)
最初に使ったのは、京都・鴨川沿いの小さなホテルでした。部屋はRiver Superior。50,000ポイントの特典に、記憶では1万ポイント前後を追加しました。この追加分だけは記録が残っておらず、正確な数字ではありません。
当時の通常料金は、記憶では1泊6万円前後。年会費(当時49,500円)を1泊で上回った計算になり、「元は取れた」と感じたのを覚えています。
印象に残っているのは静けさです。部屋数が少なく、隣の部屋の音がまったく聞こえませんでした。綺麗で、静かで、ただ部屋にいるだけで満足できる宿でした。
ここでの学びは1つです。無料宿泊特典は、大型ラグジュアリーホテルだけのものではありません。小規模な宿の静けさに使う選択もあります。
2軒目:リッツ・カールトン福岡(2024年)
2年目は使い方を変えました。50,000ポイントに、記憶では14,000ポイントを追加。当時の追加上限15,000ポイントのほぼいっぱいまで使い、額面より格上のホテルを狙いました。
通常料金は、記憶では1泊10〜11万円ほどでした。滞在の詳細と写真は宿泊記に書いています。
学びはこうです。追加ポイントの上限近くまで使うと、特典1回の価値を引き上げられます。「額面で泊まれるホテル」ではなく「追加込みでギリギリ届くホテル」を探すのが、価値最大化の基本形でした。
3軒目:リッツ・カールトン大阪(2025年8月)
3年目は大阪万博に合わせました。50,000ポイント+8,000ポイントの追加。部屋はツインベッドで、記憶では43平米ほどでした。通常なら1泊10万円前後だったと記憶しています。
入った瞬間に豪華さを感じる部屋でした。福岡が少しモダンな雰囲気だったのに対し、大阪は西洋的な空気がより強い。同じリッツ・カールトンでも印象はかなり違います。
万博で歩き回った日の夜、部屋でゆっくりしているだけで疲れが抜けていく感覚がありました。ひとつ意外だったのは、コインランドリーがなくクリーニングサービスのみだったこと。ハイクラスホテルは自分で洗濯させないのだな、と妙に納得しました。
学びは「旅の核になる日に当てる」使い方です。一番疲れる日、一番思い出に残したい日に特典をぶつけると、金額換算以上の満足がありました。
4軒目:セントレジス大阪(2026年9月)
4年目は、9月に妻と2人でセントレジス大阪へ泊まりました。予約時の必要ポイントは71,000ポイント。私が持っていた額面75,000ポイントの無料宿泊特典に収まったため、手持ちポイントの追加はありませんでした。
予約時に比較した有償料金は、1泊約90,000円(税込)でした。年会費82,500円と比べても「元を取れた」と感じる使い方です。ただし、この約90,000円は私が予約時に見た参考料金で、いつでも同じ金額で販売されているわけではありません。
部屋はグランドデラックス、2ダブル、シティビュー、コーナー。アップグレードはありませんでしたが、客室の高級感や景色を楽しめて、接客にも満足できました。
今回ホテルを選ぶうえで重視したのは、2026年のプラチナ会員特典も楽しめることです。リッツ・カールトン大阪も候補でしたが、今回は朝食を楽しみたいと思い、セントレジス大阪を選びました。(リッツ大阪は、プラチナ会員でも朝食は無料でつきません)
ウェルカムギフトは朝食を選択。入口から感じる高級感が印象的で、メインは注文し、パンやフルーツなどは自分で取るスタイルでした。私が頼んだ和食は、ご飯・味噌汁・焼き魚・卵焼き・小鉢などが揃い、それだけでも十分な量でした。この朝食はプラチナ会員特典として選んだもので、無料宿泊特典そのものに含まれるサービスではありません。
ここで感じたのは、追加ポイントの上限まで使わなくても、満足できる宿泊先は選べるということ。私にとっては、通常料金だけでなく、泊まりたい部屋や会員特典も含めて選んだことが良い結果につながりました。客室写真と詳しい感想は、セントレジス大阪の宿泊記をご覧ください。
4回使って見えたこと
| ホテル・宿泊時期 | 特典の額面 | 追加したポイント | 有償料金の目安 |
|---|---|---|---|
| Genji Kyoto 2023年9月 | 50,000pt | 約10,000pt ※記憶 | 約6万円 ※記憶 |
| リッツ・カールトン福岡 2024年 | 50,000pt | 14,000pt ※記憶 | 約10〜11万円 ※記憶 |
| リッツ・カールトン大阪 2025年8月 | 50,000pt | 8,000pt | 約10万円 ※記憶 |
| セントレジス大阪 2026年9月 | 75,000pt | 0pt 必要ポイントは71,000pt | 約9万円(税込) 予約時の比較料金 |
表の料金は各宿泊時の記憶や予約時の比較料金で、現在の販売価格ではありません。また、特典の額面と、実際に追加した手持ちポイントは分けて記載しています。セントレジス大阪では71,000ポイントを手持ちから支払ったのではなく、無料宿泊特典1泊分を使いました。
金額だけなら、リッツ・カールトン福岡やリッツ・カールトン大阪が印象に残ります。それでもGenji Kyotoの静けさや、セントレジス大阪で楽しんだ朝食も、私には大きな価値がありました。特典の額面を使い切ることより、泊まりたいホテルで満足できるかが大切だと感じています。
あなたの特典をどこに使うか:3ステップ
- 額面と期限を確認する。Marriott Bonvoyアカウントに額面と有効期限(発行から12か月)が表示されます。改定をまたぐ人は特にここから
- 候補ホテルの必要ポイントを調べる。公式サイトで「ポイント/アワードを使う」にチェックを入れて検索します。対象はスタンダードルームのみで、必要ポイントは日程で変わります
- 追加ポイントで届くか計算する。額面+最大25,000ポイント(2026年3月13日以降)が上限です。届かなければ日程をずらすか、ホテルを変えます
そのうえで、何を楽しみたいかを決めます。通常料金が高い日を選ぶ、旅程の核になる日に使う、静けさを楽しむ、会員特典の朝食を楽しむ。私の4回では、それぞれ選ぶ理由が違いました。今回のセントレジス大阪のように、追加ポイントなしで満足できるなら、無理に上限まで使う必要はないと思います。
特典を使わない通常の予約は、予約サイトの使い分けが軸になります。私の使い分けは別記事にまとめています。
まとめ
無料宿泊特典は「もらえるかどうか」より「どこに使うか」で価値が決まります。2023〜2025年は50,000ポイントの特典にポイントを追加し、2026年は75,000ポイントの特典を追加なしで使いました。4軒とも、料金だけでは測れない思い出があります。
2026年のセントレジス大阪では、約9万円だった宿泊に特典を使い、プラチナ会員として朝食も楽しめました。私の答えは、必要ポイントと有償料金を比べたうえで、「自分が泊まりたいホテル」と「そこで楽しめること」で選ぶ、というものです。
マリオットアメックス全体の特典と使いこなしは、完全ガイドで整理しています。
よくある質問
Q1. 無料宿泊特典はいつ、どうすればもらえますか?
マリオットアメックスプレミアムの場合、年間400万円以上の決済とカード継続が条件です(2026年7月時点)。付与後の有効期限は発行から12か月です。
Q2. 夏休みなどの繁忙期でも使えますか?
使えます。私自身、2025年8月のリッツ・カールトン大阪で使いました。ただし特典で予約できる枠は日程により変動するため、早めの予約が安全です。
Q3. 泊まりたいホテルにポイントが足りないときは?
手持ちポイントを最大25,000ポイントまで追加できます(2026年3月13日以降。それ以前は15,000ポイント)。額面+追加でも届かないホテル・日程は対象外なので、日程を変えて必要ポイントが下がるタイミングを探すのが現実的です。
