こんにちは、旅金です。
「もっと旅行に行きたい」「好きなことにお金を使いたい」——そう思いながらも、毎月なんとなくお金が消えていく。そんな経験はありませんか?
私も40代になるまで、お金のことを深く考えずに生きてきました。でもリベ大(両学長のリベラルアーツ大学)に出会い、お金の使い方には「順番」があることを知りました。
この記事では、私が実践している家計見直しの考え方と手順をお伝えします。投資や副業より先に、まずここから始めるべき理由も含めて解説します。
お金の大原則:この方程式を頭に入れる
まず、家計を考えるうえで大切な方程式があります。
収入 − 固定費 ≧ 心豊かにするための浪費 + 貯蓄・投資
ここで言う「浪費」は、無駄遣いではありません。旅行・外食・趣味など、自分の人生を豊かにするための支出のことです。お金はそのために使うべきものです。
この方程式が成り立つためには、右辺の「浪費+貯蓄・投資」が左辺の「収入−固定費」を超えないようにする必要があります。つまり、固定費を下げるほど、好きなことに使えるお金と将来への備えが増えるということです。
なぜ「投資より先に固定費見直し」なのか
お金の勉強を始めると、すぐに「新NISA」「インデックス投資」といった話が出てきます。でも、私は固定費の見直しを先にやるべきだと考えています。理由は3つです。
理由1:収入を増やすのはすぐには難しい
副業や昇給で収入を増やすのは、時間も労力もかかります。今日決断して、明日から収入が増えるわけではありません。
理由2:固定費削減は「今日から」できる
一方、固定費の見直しは手続きさえすれば来月から効果が出ます。スマホを格安SIMに変えれば、翌月から毎月数千円が手元に残ります。一度やれば、ずっと効果が続く「仕組み」になります。
理由3:土台がなければ投資も意味がない
固定費が高いまま投資を始めても、毎月の収支が赤字なら投資を続けられません。投資の前に、まず家計の土台を固めるのが正しい順番です。
見直すべき固定費リスト
固定費の中でも、特に削減効果が大きい項目を確認しましょう。
| 項目 | 見直しの目安 | 削減効果 |
|---|---|---|
| スマホ代 | 格安SIMへ乗り換え | 月3,000〜8,000円 |
| 保険料 | 掛け捨てに見直し・不要な特約を外す | 月5,000〜30,000円 |
| サブスク | 使っていないものを解約 | 月1,000〜5,000円 |
| 電気・ガス | 新電力・ガス会社に乗り換え | 月500〜3,000円 |
| 家賃 | 更新時に交渉・住み替え検討 | 月5,000〜30,000円 |
| 車関連 | 保険見直し・カーシェア活用 | 月3,000〜10,000円 |
これらを全部見直せば、月2〜5万円の削減も現実的です。年間にすると24〜60万円。これが毎年積み上がると考えると、かなりのインパクトですよね。
特に効果が大きい「保険の見直し」
固定費の中で最も見直し効果が大きいのが保険です。日本人は保険に入りすぎていると言われており、不要な特約や貯蓄型保険を掛け捨てに変えるだけで、毎月数万円変わることもあります。
まずは保険証券を引っ張り出して、「何のために入っているか」を確認することから始めましょう。
貯金は「先取り貯金」の一択
固定費を見直してお金が余るようになったら、次は先取り貯金の仕組みを作ります。
「余ったら貯金しよう」では、永遠に貯まりません。人間は余ったお金は使ってしまうものです。
正しい家計の順番はこうです。
- 給料が入ったら即座に貯金口座へ移す
- 残ったお金で生活する
- 足りなくても貯金には手をつけない
銀行の自動積立や給与天引きの財形貯蓄を使えば、意志の力に頼らず仕組みで貯められます。
投資を始める前に「生活防衛資金」を作る
先取り貯金で貯めたお金は、最初は生活防衛資金に充てます。
生活防衛資金とは、急な出費や収入減に備えるための現金です。目安は固定費の12〜18ヶ月分。これが確保できて初めて、投資に踏み出せます。
例えば毎月の固定費が20万円なら、240〜360万円が目安です。「多いな」と感じるかもしれませんが、この資金があるからこそ、投資で一時的に資産が減っても焦らず保有し続けられます。
生活防衛資金はどこに置く?
生活防衛資金はすぐに引き出せる場所に置くのが鉄則です。投資には回さず、普通預金や高金利の銀行口座(楽天銀行・住信SBIネット銀行など)に置いておきましょう。
家計見直しのロードマップ
まとめると、お金を整えるための順番はこうなります。
- 固定費を見直す:スマホ・保険・サブスクから着手
- 先取り貯金の仕組みを作る:給料日に自動で貯金口座へ
- 生活防衛資金を貯める:固定費の12〜18ヶ月分が目標
- 生活防衛資金が貯まったら投資を始める:新NISAで積立スタート
この順番を守ることで、焦らず・無理なく資産形成を進められます。投資は「余裕資金でやるもの」。その余裕を作るのが、固定費見直しと先取り貯金です。
まとめ
心豊かに生きるためにはお金が必要です。そのお金を作るために、まず手をつけるべきは固定費の見直しです。
- 収入 − 固定費 ≧ 好きなことへの支出 + 貯蓄・投資、が家計の大原則
- 収入を増やすのは時間がかかるが、固定費削減は今日から始められる
- 貯金は先取り一択。余ったら貯めようでは永遠に貯まらない
- 生活防衛資金(固定費の12〜18ヶ月分)が貯まってから投資を始める
- この順番を守れば、焦らず着実に資産は育っていく
私自身、この順番で家計を整えてきたからこそ、今は新NISAと高配当株投資を安心して続けられています。まずは自分の固定費を書き出すことから始めてみてください。