HGVの維持費を公開|リアルな年間コストを解説

HGV(ヒルトングランドバケーションズ)のタイムシェアを購入してから、毎年届く維持費の請求書を見るたびに「この金額、公開している人がほとんどいないな」と感じていました。

購入前に一番知りたかったのが「実際いくらかかるのか」だったのに、ネットで調べても「約10〜30万円」という幅広すぎる情報しか出てこない。正直、これでは判断できません。

この記事では、私が実際に支払っているHGVの年間維持費を、請求書の数字そのままで公開します。購入を検討している方のリアルな判断材料になれば幸いです。

この記事でわかること

  • HGV・タイムシェアとは何か(初心者向け解説)
  • HGVポイントの使い方と旅行の選択肢
  • HGV隔年プラン(EOY)の実際の年間維持費(2023〜2026年)
  • ポイント付与年と非付与年でなぜこんなに金額が違うのか
  • ドル建て請求と為替レートの関係
  • 2年間の平均コストで考える正しい見方
目次

そもそもHGV(ヒルトングランドバケーションズ)とは?

HGVとは、世界的なホテルチェーン「ヒルトン」が運営するタイムシェア(バケーション・オーナーシップ)のブランド名です。正式名称は「ヒルトン グランド バケーションズ」といいます。

タイムシェアとは何か

タイムシェアとは、ひとつのリゾート物件を複数のオーナーが「時間を分けて所有する」仕組みです。わかりやすく言うと、「高級リゾートホテルの一室を、毎年決まった期間だけ使う権利を買う」イメージです。

HGVの場合は「特定のリゾートの部屋を買う」というより、ポイントを購入してそのポイントでHGV系列のリゾートに宿泊できる仕組みになっています。

ポイントの使い方:購入した物件だけに縛られない

HGVの大きなメリットのひとつが、ポイントの使い方の自由度の高さです。

私の場合、ハワイのある物件で1週間(7泊8日)滞在できる分のポイントが隔年で付与されます。ただし、そのポイントは購入した物件だけに使えるわけではありません。HGVが提携している世界中のホテルやリゾートにも、同じポイントで宿泊できます。

たとえばハワイ以外にも、沖縄・小田原・ラスベガス・カリフォルニア・カンクンなど、国内外のHGV系列施設が選択肢になります。「今年はハワイ、次回は沖縄」といった使い方ができるのです。ポイント数によっては1週間を分けて複数回の短期滞在に充てることも可能です。

購入した物件の場所に毎年行かなければならないわけではないという点は、HGVを検討する上で大きなプラス要素だと感じています。

初期費用は購入する物件によって大きく異なる

HGVの初期費用(購入費)は、どの物件のポイントを購入するかによって大きく変わります。人気の高いハワイの物件は価格が高く、同じポイント数でも日本国内の物件より割高になる傾向があります。

私が購入したのはハワイの物件です。そのため、初期費用は比較的高めでした。また、年間維持費(メンテナンスフィー)も物件ごとに異なるため、この記事でご紹介する金額はあくまで私のケースとしてご参考ください。

HGVの所有プランは2種類

毎年型(Every Year / EY)隔年型(Every Other Year / EOY)
ポイント付与毎年付与される1年おきに付与される
維持費毎年高額付与年は高額、非付与年は安い
購入価格高め安め
向いている人毎年必ず旅行する人2年に1回リゾートを楽しむ人

私が所有しているのは隔年型(EOY)です。購入価格が安い分、ポイントは2年に1回の付与になります。

HGVの費用構造:購入時と維持費の両方がかかる

  • 初期費用(購入費):ポイントを購入する一時的な費用。物件や購入ポイント数によって異なり、数百万円規模になることが多い
  • 年間維持費:購入後に毎年(または隔年)かかり続ける費用。こちらも物件によって異なる。これが今回のテーマ

長期で保有すると維持費の総額が大きくなるため、購入前に維持費も含めたトータルコストをしっかり試算しておくことが大切です。

HGVの年間維持費、結論から言います

直近4年間の実際の支払額はこのとおりです。

支払額(円)ポイント付与
2023年226,100円あり
2024年36,295円なし
2025年298,872円あり
2026年42,871円なし

維持費はドル建てで請求され、年末(12月)締めのレートでクレジットカード払いとなります。そのため、12月時点の為替レートが円換算額に直接影響します。円安の年は支払額が増え、円高の年は減ります。

見てわかるとおり、ポイント付与年と非付与年で金額が7〜8倍も違います。これがHGV隔年プランの最大の特徴であり、購入前に必ず理解しておくべきポイントです。

なぜポイント付与年だけ高いのか

HGVの維持費は大きく2種類に分かれています。

費用項目ポイント付与年非付与年
メンテナンスフィー(管理費)発生する発生する
クラブ年会費(ポイント利用権)発生する発生しない

非付与年でも管理費は毎年請求されます(私の場合は36,295〜42,871円)。「隔年プランだから2年に1回しかお金がかからない」と思っていると実態と乖離するので注意が必要です。

ポイント付与年に高額になるのは、管理費に加えてクラブ年会費(HGVポイントを使う権利)が上乗せされるからです。つまりポイント付与年は「維持費を払ってポイントを購入している」イメージが近いです。

2年間の平均コストで考えるのが正しい

隔年プランの実態を正確に把握するには、2年間の合計で考える必要があります。

期間2年合計年間平均
2023〜2024年262,395円約131,198円
2025〜2026年341,743円約170,872円

「毎年4万円くらい」ではなく、実質年間13〜17万円かかっていると考えるのが正確です。2年平均で試算することで、隔年プランの実際のコスト感がつかめます。

為替レートと維持費の関係

維持費はドル建てのため、支払額は12月時点の為替レートによって変わります。円安になれば円換算の支払額は増え、円高になれば減ります。これはHGVに限らずドル建て費用全般に言えることです。

2023年と2025年はどちらもポイント付与年ですが、それぞれの12月時点のレートが異なったため、円換算額に差が出ました。

支払額(円)12月時点の推定レート
2023年(付与年)226,100円約1ドル=120円台
2025年(付与年)298,872円約1ドル=158円台
差額+72,772円為替変動による差

ドルベースの請求額はほぼ変わっていないにもかかわらず、為替レートの変動だけで同じポイント付与年の支払額が約7万円異なりました。今後、円高方向に進めばその分支払額は減りますし、円安が続けば増えることになります。為替リスクは上下両方向にあるという点を頭に入れておくと良いでしょう。

維持費は今後も変動する可能性がある

メンテナンスフィーはドルベースでも毎年見直しがあり、物価や人件費の上昇に連動して変動します。為替レートの動向とあわせて、毎年の支払額が変わることを前提に計画を立てておくと安心です。

維持費を払い続ける価値はあるのか?

実質年間13〜17万円の維持費を払って得られるのは、隔年でのHGVポイントです。私の場合、ハワイの物件に7泊8日滞在できる分のポイントが付与されますが、そのポイントを世界中のHGV系列施設で使えることを考えると、旅行の選択肢の幅は非常に広がります。

同等のリゾートホテルを一般予約すると1泊3〜7万円することも珍しくありません。年間の維持費と比較した場合の費用対効果については、次の記事で詳しく試算します。

元が取れる人の特徴:

  • 2年に1回以上、ハイクラスのリゾートに泊まる習慣がある
  • 普段から1泊3万円以上のホテルを選ぶ
  • 旅行の時期が比較的自由に取れる(繁忙期固定だと予約が困難)
  • 長期的に維持費を払い続けられる経済的余裕がある

元が取りにくい人の特徴:

  • 旅行はGW・お盆・年末年始しか取れない
  • 普段のホテルはコスパ重視で選ぶ
  • 今後の収入・生活設計が不確定
  • 旅行頻度が不定期

まとめ:HGV隔年プランの維持費で知っておくべきこと

  • HGVはヒルトンが運営するタイムシェアブランド。ポイントで世界中のHGV系列リゾートに宿泊できる
  • 購入した物件以外にも泊まれるため、旅行先の選択肢が世界規模に広がるのが大きなメリット
  • 初期費用・年間維持費ともに購入する物件によって異なる(私はハワイの物件)
  • 隔年プランでも毎年維持費は発生する(非付与年:36,295〜42,871円)
  • ポイント付与年は226,100〜298,872円と大きく跳ね上がる
  • 2年平均の実質年間コストは約13〜17万円
  • 維持費は年末12月のレートで円換算され、円安で増え・円高で減る

「維持費は年4万円くらい」という情報だけを見て購入すると、ポイント付与年の請求を見て驚くことになります。必ず2年間の合計コストで考え、為替の変動リスクも加味した上で判断してください。

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この記事を書いた人

旅金のアバター 旅金 40代会社員 / HGVオーナー / 新NISA実践中

40代会社員。ITバックグラウンドを持ちながら、マイル・クレジットカード・資産形成・旅行を軸に「お金と時間を賢く使う生き方」を実践中。HGVタイムシェア(ハワイ物件)オーナー。楽天証券で新NISAを活用しながら、数年以内のセミリタイアを目標に資産を積み上げている。このブログでは、実際の数字と体験をもとにしたリアルな情報を発信していきます。

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